WindowsムービーメーカーはWindows環境の方ならだれでも無料で利用できるフリーの動画編集ソフトです。簡単なカット編集はもちろん、スライドショーの作成などにも特化しているので結婚式で上映する生い立ちムービーなどでも利用しておられる方も多いソフトです。写真や動画などの基本となる素材を取り込んで、ズームアニメーションやエフェクトを適用しながら編集し、動画ファイルとして出力することが出来ます。結婚式に関連してDVDの作成などを行いたい方も利用できるソフトです。このページではそんなムービーメーカーの基本的な使い方についてまとめてご紹介しています。
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Windows ムービーメーカーとは?
Windowsの方が無料で利用できる簡単に動画編集を行うことが出来るソフトです。このムービーメーカーにはカット編集やスライドショー作成に必要となる基本的なトランジションなどの機能が搭載されているため、初心者の方でも動画編集を手軽にできる簡単さが何よりの特徴です。
ムービーメーカーには2種類ある
ムービーメーカーと一言に言っても、WindowsムービーメーカーとWindows Live ムービーメーカーの2種類が存在します。Liveがつくかどうかでムービーメーカーの種類が変わります。名前はとても似ていますが、この2つのムービーメーカーの間には互換性が無いので実際には全く別のソフトです。操作方法もUIも異なりますので、ムービーメーカーには2つ種類があるという点は覚えておきましょう。
ちなみにこのページでご紹介しているムービーメーカーは Windows live ムービーメーカーの方です。
ムービーメーカーの特徴
ムービーメーカーの提供がなくなってしまった現在でもいまだにムービーメーカーを利用しているユーザーの方が多いのは、簡単でなおかつ無料であるという点です。出来ることも初心者の方のニーズにはソコソコ耐えられる性能を持っているので、基本的な動画編集だけであればムービーメーカーがあれば十分です。
- 無料
- 簡単
- 透かしロゴなどの制限なく出力が可能
- テキスト位置が自由
- エフェクトやトランジションもある
Windows live ムービーメーカーのダウンロード
Windowsムービーメーカーのマイクロソフトからの正式なリリースは現在は終了しています。「ムービーメーカー ダウンロード」などと検索して上位に出てくるサイトの中には課金制に改編されたものや、ウィルス入りのファイルをばらまいているサイトもありますので、不用意にファイルをダウンロードする事には注意してください。
唯一インターネットアーカイブという、世界中のサイトのバックアップコピーを取っているウェブサービス上にはかつてのマイクロソフトが提供していた本物のムービーメーカーのコピーファイルが置かれています。もしダウンロードする場合にはそちらのウェブサービスを利用してマイクロソフト社のコピーサイトからダウンロードする方が安全ですが、マイクロソフトの規約をクリアするものであるかどうかはよく確認する必要があります。この点はご自身の責任で判断いただくと良いかもしれません。
Windows live ムービーメーカーの使い方 – 編集の準備
インストールと起動
Windowsムービーメーカーが元々インストールされている方はダブルクリックして起動しましょう。Windowsムービーメーカーのダウンロードが必要な場合にはインストーラを入手してインストールを行います。
画像や動画を取り込む
動画編集を開始するにあたって、Windowsムービーメーカー内に写真や動画などの素材を取り込んでいきます。ファイルの読み込みはWindowsムービーメーカーの中に直接フォルダからドラッグする方法が簡単です。パソコン内からお好みの素材を探して、複数をまとめてドラッグして取り込むことが出来ます。
Windows live ムービーメーカーの使い方 – 素材の編集
写真や動画を整理してつないでいく
Windowsムービーメーカー内に取り込んだ写真や動画の素材はドラッグして順番を自由に変更することが出来ます。これから細かく編集を行っていく前に、大体の順番を整理しておくと編集を行いやすくなります。
不要なシーンのカット(トリミング)
動画や画像内の不要なシーンをカットするためには、素材の時間調整が必要になります。カットや時間の調整を行う場合には動画や写真をダブルクリックすることから始まります。
動画の場合にはトリムツールや分割ツールを利用すると、動画を希望とする時間でカットして分割したりトリミングして特定の部分だけを残すことが出来ます。
写真の場合には再生時間の項目に希望とする秒数を入力することで、表示時間を変更することが出来ます。
エフェクトやアニメーションの追加
追加した写真や動画の素材にエフェクトや簡単なズーム&パンアニメーションを加えることも出来ます。
エフェクトを追加する場合には「視覚効果」タブから挿入します。モザイクやぼかしといった見た目に変化を与えるエフェクトがリストに一覧として表示されています。
アニメーションを加える場合には「アニメーション」タブを選択し、右側の「移動及び拡大」の項目からイメージに近いものを挿入していきます。ムービーメーカーを使って結婚式の生い立ちムービーを作る場合などには、ここにあるズームアップやズームアウトのアニメーションを多用してスライドショーを作成していきます。
トランジション効果の挿入
動画編集ソフトでは写真や動画の切り替わりの効果の事をトランジションと呼びます。ムービーメーカーでは分かりやすく切り替え効果と表記されているメニューからトランジションの挿入が出来ます。アニメーションタブの左側にあるメニューからトランジションを挿入しましょう。
Windows live ムービーメーカーの使い方 – テキストの挿入と調整
動画編集ではタイトルやコメントとなるテキストの入力も必要になります。ムービーメーカーでもテキストの挿入や編集が出来ます。
タイトルを挿入する
タイトルの挿入は「ホーム」タブの「タイトル」をクリックすることで挿入できます。黒い背景とその前景にタイトルテキストが表示された状態でタイトルが挿入されます。挿入される位置は現在の時間を示すインジケータの位置になりますので、冒頭に挿入したい場合には時間のインジケータをムービーの最初に移動させてから行うと良いでしょう。
キャプションを挿入する
スライドショーにコメントを添える場合などにはコメントとして使えるキャプションが便利です。キャプションからテキストを挿入すると黒い背景はつかずに、テキストだけが挿入されます。こちらも時間のインジケータの位置にキャプションが挿入されますので、挿入タイミングを調整しながらキャプションを挿入していくと良いでしょう。
テキストにアニメーションを加える
挿入したテキストにはアニメーションを加えることが出来ます。「テキストツール>フォーマット」タブ内に表示されている特殊効果の一覧からアニメーションを適用することでズームアップやフライインといったよくある定番のテキストアニメーションを挿入することが可能です。
Windows live ムービーメーカーの使い方 – BGMの追加と調整
編集しているムービーにBGMを追加します。
BGMの読み込み
ムービーメーカーに写真や動画を取り込むときと同様で、BGMファイルも自由にパソコン内からドラッグして取り込むことが出来ます。お好みのBGMをパソコン内で探しドラッグして取り込みましょう。
BGMのカット編集
BGMの時間的な長さの調整を行うことも出来ます。BGMの編集は「音楽ツール>オプション」タブから可能です。単純にBGMファイルをダブルクリックすることでも編集が出来ます。開始時間、開始位置、終了位置の項目に時間を入力することで全体の時間を調整することが可能です。
時間のインジケータを希望の時間に移動してから「開始位置の設定」「停止位置の設定」をクリックする事でも簡単に長さを変更することが出来ます。
フェードインとフェードアウト
BGMファイルにはフェードインやフェードアウトの編集が必要になります。フェードインとフェードアウトは「音楽ツール>オプション」タブ内の「フェードイン」と「フェードアウト」の項目から適用できます。遅い、普通、早いという表示でフェード効果にかかる時間が1-5秒程度の間で変化します。実際に耳で聞きながら確認すると良いでしょう。
Windows live ムービーメーカーの使い方 – ムービーの書き出し
編集が一通りできたら、最後に全体をムービーとして書き出します。
書き出しのメニュー
ムービーの書き出しは「ホーム」タブ内の「ムービーの保存」から行います。「ファイル」メニュー内の「ムービーの保存」からも動画としての出力が出来ます。「プロジェクトの保存」は編集データ全体の保存であり、「ムービーの保存」は書き出し処理の事を指しています。
ムービーとして見れる状態にするためには「ムービーの保存」処理は必須ですので注意しましょう。
お好みの設定でムービーを書き出します
予めプリセット化されている書き出し設定がいくつかありますので、この中からお好みのものを選択し、場所を決定してムービーの書き出しを行いましょう。書き出しは一瞬で終わるものではなく、通常数分から数十分程度待つ必要が生じます。パソコンの性能や本編の長さによっても異なる点ですので、パソコンの書き出し処理が終わるまでしばらく待ちましょう。
Windows live ムービーメーカーで動画編集が出来ました
Windowsムービーメーカーで動画編集を行ってムービーを出力するところまで完了することが出来ました。編集の目的やプロジェクトによって、必要な編集方法は異なってきます。まら、このページではムービーメーカーの使い方に関する外観をまとめさせていただいたので、多少内容は省かれています。
ご自身の編集プロジェクトで必要となるさらに必要な情報については別のページも参考にしてみてください。
ムービーメーカーの使い方をマスターして、良い動画編集が出来るといいですね。