iMovieで作成した新規プロジェクトで実際に動画素材や写真素材を挿入して動画編集を開始します。iMovieライブラリに取り込んでおいた素材の中から実際に本編で利用したいものをさらに吟味して、タイムラインで編集を行っていきます。ライブラリやイベントに読み込んだクリップはまだ読み込んだだけなので素材の状態です。このページではライブラリから実際に動画編集で利用したい素材をタイムラインに取り込んで編集をスタートしていく手順についてご紹介しています。
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タイムラインとは何?
タイムラインとは、動画素材や写真素材を取り込んで、1つの時間軸の中でカットやトリミングなどの編集を行っていくためのパネルの事です。iMovieに限らず動画編集ソフトにはこのタイムラインがあるものが大半で、このタイムライン内にクリップを配置してアニメーションを加えて動画編集を行っていきます。動画編集作業の中心や核となる領域とも言えるかもしれません。
タイムラインに取り込む素材を選択する
Mac本体から、SDカードから、写真アプリからなど、iMovieで動画編集を行いたい素材がすでにiMovie内に読み込まれている状態からスタートします。イベントに分けて素材を管理しているはずですので、希望のイベントを選択し、内部から実際に動画編集で利用したい素材を選択しましょう。
複数の素材をまとめてタイムラインに取り込みたい場合は、キーボードの「Command」キーを押しながら選択しましょう。
タイムラインへの配置
ドラッグして自由に配置
選択した動画素材や写真素材クリップはドラッグしてタイムラインに取り込む事が出来ます。この方法がもっとも直感的で簡単かもしれません。すでに複数のクリップがタイムラインに挿入されている場合には、クリップの間や手前、後ろなど、自由な箇所にドラッグして挿入する事が出来ます。
最後尾へ配置する
タイムラインに挿入されているクリップの最後尾に新規でクリップを追加する場合には、クリップを選択した時に表示される「+」のマークをクリックすると便利です。タイムライン内の最後尾に自動的に追加されます。
動画クリップの使う箇所だけを部分的に取り込む
クリップを選択する時にキーボードの「R」キーを押しながらクリップ内をドラッグする、もしくは単純にクリップの端をドラッグして範囲を狭めてからタイムラインにドラッグすると、動画クリップを必要な部分だけを限定して取り込む事が出来ます。
クリップ全体をタイムラインに取り込んでからタイムラインでトリミングする事も出来ます。取り込む前にカットしておいた方が管理がしやすい場合や、タイムライン上でカットした方が編集がしやすいという場合はケースバイケースかと思いますので、お好みの方法で必要な部分を抽出しましょう。
間に割り込むようにクリップを配置したい
すでに挿入されているクリップの間に新しいクリップを挿入したいというケースもしばしばあります。動画編集ソフトによってはレーザーツールといったツールがあり、クリップをどこでも好きな位置でカットして分割する事が出来ます。一度2つに動画クリップを分割してから、その間に新規のクリップを挿入するというのも1つの方法ですが、iMovieの場合はより簡単な方法があります。
間に割り込ませたい新しいクリップを、割り込みたいクリップに「重ねるように」ドラッグします。メニューが1つ立ち上がりますので、その中から「挿入」を選択しましょう。元々あったクリップが2つに分割されて、その間に割り込むように新しいクリップが挿入されます。
クリップの変更と削除
タイムラインから削除する
タイムラインに取り込んだクリップが不要になった場合は、キーボードの「Delete」キーで削除が出来ます。右クリックから表示されるメニュー内の「削除」をクリックしても削除が出来ます。
クリップを別のものに変更したい場合
一度タイムラインに取り込んでおいた動画クリップを別のものに変更したいというケースもしばしばあります。一度「Delete」キーで削除してから再度動画クリップを挿入しても良いですが、クリップを置き換える機能がiMovieには搭載されています。
置き換えたいクリップに対して、新しいクリップを「重ねるように」ドラッグします。するとメニューが表示されてきますので、その中から「置き換える」を選択しましょう。
ポイント:元に戻したい場合
クリップの追加に限らずいつでも使えるテクニックですが、何か間違えてしまった時に戻したい場合がよくあります。キーボードの「Command + Z」キーを押すと1つ前の作業の状態に戻す事が出来ますので、何か間違ってしまった時には「Command + Z」で元に戻しましょう。
- [Command + Z]で1つ前の作業に戻る