結婚式のエンドロールで表示するコメントは何文字程度が理想でしょうか?15文字程度や20文字、30文字程度など色々な情報を参考に文字数を決めておられる新郎新婦様が多いようですが、実際のところ何文字くらいがもっとも読みやすい目安となるのかは写真の表示の仕方や文字の表示にトランジションを用いるのかどうかによっても微妙に変わってきます。このページでは実際にエンドロールのコメントが何文字が理想であるのかを考えるときに参考にできるポイントと、文字数の違いによる実際の見え方について見て行きます。
エンドロールのコメントは何文字?
結婚式のエンドロールで表示するコメントについて調べると20文字前後、15文字前後、30文字以内など、色々な意見があって返って混乱しておられる新郎新婦様もおられるかもしれません。どの文字数もコメントを難病表示するのかという表示時間と大きく関係してくるので、一概に20文字が最適などと明言することはそもそもできません。「何文字が最適なのか?」は「何秒間の表示なのか?」に大きく関係してくる点です。表示秒数も含めながら考えて見ましょう。
コメントが15文字の場合
エンドロールの写真に添えるコメントの文字数が15文字だった場合の見え方や読みやすさはどのようなものになるでしょうか?15文字前後のコメントだと以下のようなシンプルな本当に一言のコメントになります。
- 今日はありがとうございました(14文字)
- ふたりで幸せに暮らしていきます(15文字)
- 誠二&翼君 余興面白かったです(14文字)
- 次は里美の順番かな?笑 またね(14文字)
15文字程度のコメントの見え方
15文字程度のコメントを実際にアニメーションの中で見てみましょう。単純に文字だけ見るのと比較して、写真やゲストの名前一覧なども同時に画面に上映されるエンドロールでは、コメントを読む速度が落ちることに気づかれるはずです。コメントだけ読んで終わってしまっては勿体無いので、写真も見ることができて尚且つコメントを読んで意味を理解して吸収できる丈の余裕を持たせるような時間配分ができると良いでしょう。
15文字前後のコメントであれば、比較的短めなので写真の表示時間が5秒前後でも読むことができます。トランジションお有無で前後の2秒程度が増えたり減ったりするので、自分のエンドロールの編集をなんども繰り返し見て見て本当に読めるのか検討してください。
コメントが20文字前後の場合の例
エンドロールに使うコメントが20文字程度というのはごくごく一般的で標準的な目安となる文字数です。大体の新郎新婦様がこのあたりの文字数を意識してエンドロール内のコメントを考えておられるかもしれません。業者に依頼した場合にも20文字程度を目安にコメントを考えるように支持される場合が多いかと思いますが、1画面内に入りきって尚且つ読める文字の大きさを保つ、さらに写真の表示時間も7−8秒以内で収まる文字数という制作側の事情も含まれている考えです。20文字前後のコメントでは以下のようなコメントとなります。
- これから二人で幸せな家庭を築いて行きます(20文字)
- 本日はお忙しい中ご出席頂きありがとうございます(23文字)
- 雄二君 今日は楽しい余興をありがとうね(18文字)
- 里美の結婚式も楽しみにしてるね笑 絶対行く!(21文字)
20文字程度のコメントの見え方
20文字程度のコメントであれば1つの2行テキストレイヤーだけで1画面内に収めることができ、尚且つコメントにも少し余裕があるのでメッセージの意味や意図をゲストに伝えやすくなります。実際の画面内で見てみると、20文字でもコメントの表示領域がすでに埋まっていることに気づかれるかもしれません。これより長いコメントの場合、1文字あたりの文字の大きさを短くしたりコメントレイヤーを2つに分けて切り替えて段階的に表示したりといった調整が必要になってきます。
20文字程度のコメントはだいたい7−8秒程度の写真表示と相性が良くなっています。写真も見れて、コメントもエンドロールのクレジット表記も確認できる秒数の目安です。こちらもトランジションの有無や何秒割り振るのかでも基本の秒数が変わってきます。実際に自分のエンドロールをなんども目で見てみて確認するのが良いでしょう。
コメントが30文字程度の場合
30文字程度のコメントとなると、少し長めの部類に入ってきます。1−2箇所に30文字を超える長いコメントが入っていたとしてもそれほど問題にはならないかもしれませんが、エンドロールの中で全ての写真にコメントをつけている場合などでは全ての写真で30文字ものコメントがあるとゲストは文字を読むのに疲れてコメントを見てくれなくなる可能性が出てきます。30文字程度のコメントにする場合には、全体の写真の枚数を少なめにしてコメントを読めるように表示時間をしっかりととる方が良いでしょう。
- 本日はお忙しい中ご出席いただき 誠にありがとうございます(27文字)
- これから二人で力を合わせて 幸せな家庭を築いていきます(26文字)
- 誠二君&雄二君 ナイスな余興でみんなを笑わせてくれてありがとう(30文字)
- 里美ちゃん 次の結婚は里美の番かな?絶対式には行くからね!また遊ぼう(33文字)
30文字程度のコメントの見え方
実際にコメントを考えておられる新郎新婦様の大半が30文字近い少し長めのコメントを選ばれます。写真の表示時間とのバランスが大切なので一概に長すぎるとは言えないのですが、多くの場合30文字越えのコメントが多い場合にはエンドロール全体の時間を1-2分程度長くしたり、写真の枚数を減らしたりといった構成部分の再編集を行うことになります。写真の表示時間を数秒長くするだけでもコメントが読める可能性が高くなりますので、全体のバランスを見ながら表示時間の調整を行いましょう。この辺りの調整で追加費用が必要になったり、自分で自作する場合には文字数の変化に対応できる尺の再構築などが必要になってきます。余力を見ながら選択しましょう。
エンドロールの全体の時間はおよそ5分以内が平均なので、写真枚数にして大体30枚以内が目安になります。写真をしっかり見せたいのか、コメントを重視したいのか、はたまたどちらも優先して全体の時間を5分を超えて長くしてしまうのかはそれぞれの新郎新婦様で異なるポイントですが、すっきりしたコメントの方が伝わりやすいのは確かです。もしコメントを短くできるようであれば短くすることをお勧めいたします。
エンドロールのコメントは長くし過ぎないと作りやすい
エンドロールのコメントは文字数を多くし過ぎて長くなってしまうと、見ているゲストは実際とても大変です。伝えたいエピソードや感謝の言葉がたくさんあるというのはとても良い事ですが、その通り長々とコメントを伝えても聞いている側にはいまいちピンとこない退屈な内容になってしまいます。プレゼンテーションや講演が上手な話し手ほど、内容は簡潔であってシンプルなものなので、長々と退屈で結局は何が言いたかったのかよく分からないというコメントになってしまわないように何度も時間軸の中で見て確認してみてください。長いコメントでもエンドロールは作成可能ですが、写真の表示時間を長めにしたり表示の仕方を変更したりとデフォルトの表示方法から調整が必要になるので、発生する手間の分追加で手数料や時間がかかってしまうのは確かです。
コメントの文字だけを見る場合には違和感を感じなかったのに、エンドロール全体を30枚程度写真を全て通してみてみたときに改めて違和感として感じられることもあります。そしてその違和感がコメントの文字数の問題であるという事に気づかれる新郎新婦様もおられます。後から修正する場合には修正費用が掛かるケースも多いので、用意された時間内でしっかりと読み切れる簡潔なコメントを心がけましょう。
短くてもしっかり伝わる素敵なコメントが書けるといいですね。
思い出に残る結婚式になりますように・・・。