AviUtlからは標準でAVI形式での動画出力が可能ですが、プラグインを利用することでmp4形式でも出力が可能になります。YoutubeやVimeoなどでも広く利用されているmp4形式であれば、高画質で容量を抑えた動画ファイルとして利用しやすくなります。2019年後半現在ではmp4での出力が主流となっていますので、AviUtlからもmp4で出力を行うと良いでしょう。このページではAviUtlからmp4形式で動画ファイルを書き出す方法についてご紹介しています。
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AviUtlからmp4で出力する方法
mp4での出力方法も基本的にはAVI形式での出力方法と似ています。
動画の出力範囲を指定
AviUtlからmp4で書き出しを行う範囲をまず指定する必要があります。ビューア下に表示されているスライダを利用して、出力を行いたい動画の範囲全フレームが青いバーとして表示されるように調整を行いましょう。
mp4の書き出しメニュー
「ファイル>プラグイン出力>拡張 x264 出力(GUI)Ex」を選択します。
AVI出力時と同じ要領で「ビデオ圧縮」を選択して詳細設定を行います。
外部プラグインが必須です
「ファイル>プラグイン出力>拡張 x264 出力(GUI)Ex」というメニューが表示されないという場合は、必要なプラグインがまだインストールされていない可能性があります。プラグインをインストールして、AviUtlを再起動してからもう一度チャレンジしてみましょう。
- mp4出力に必要なx264guiExは以下のページからアクセスしてダウンロードを行います。
https://rigaya34589.blog.fc2.com/blog-category-5.html - OneDrive上の「x264guiEx_2.xx」をクリックします
- 表示されたフォルダの中を探して一番新しいバージョンのものを利用しましょう。
※最新バージョンが7z形式になっていますが、解凍手順が不明であればzip形式の最新バージョンでもダウンロードが可能です。(バージョンが古いために動作が不安定になる可能性もあります)
出力の設定
プロファイル設定
「拡張 x264 出力(GUI)Ex」ダイアログ内で書き出すmp4ファイルの詳細設定を行います。プロファイルの項目からすでにセットアップされた書き出し用プリセットを選択できます。YoutubやPSPなど、あらかじめ設定されたプロファイルが希望に合っていればそれらのプロファイルを利用しましょう。
特にプロファイルの利用を行わない場合には「バランス」や「高画質」のプロファイルを選択すると良いでしょう。
画質の設定
品質のスライダを操作して高品質よりに調整を行うと、高画質かつ高容量になります。品質を落とせば画質が下がりますが、データ容量を節約できます。
音声の設定
「音声」と書かれた項目からは、動画に含まれる音声データの設定が出来ます。こちらもビットレートを上げて高音質にすればデータ容量が増えます。一般的には128kbps以上あればそれほど音質の差を感じません。エンコーダを「NeroAacEnc」ビットレートを「AAC-LC 128kbps」もおすすめの基本設定の一例です。
mp4出力の開始
一通り設定が出来たら、最後にmp4動画のファイル名を指定して「保存」をクリックします。すると動画の計算と変換処理が始まります。エンコード作業のスピードはパソコンの性能に大きく影響される点です。処理能力が高いパソコンほど待ち時間が少なくなりますが、数十分程度の待ち時間はそれほど珍しくありません。出力処理が完了するまでしばらく待ちましょう。