結婚式でエンドロールを上映することにした場合、雰囲気にマッチするBGM選びもとても大切になります。BGM選びを進めていくうえで大きく大別する考え方はとても役立ちます。このページではエンドロールのBGM選びを洋楽、邦楽、インストゥルメンタルとに大別して、どのような特徴があるのかを比較検討しています。
エンドロールの雰囲気を大切に
結婚式のエンドロールに流れるBGMはその日の式のイメージを印象づけ、エンドロールと曲がマッチしていると新郎新婦とゲストにとっても記憶に残る式になります。2人のこれまでの人生を振り返るようなしっとりした曲、これからの2人で歩んでいく道をポジティブに盛り上げる曲、これまで2人を助けてくれた家族や友人への感謝の気持ちをあらわす曲など。BGMには新郎新婦のイメージに合った、ゲストの性別や年齢を選ばないタイプの曲がおすすめです。
BGMの3タイプの選択肢
エンドロールに使用されるBGMは大きく分けると3タイプ、歌詞の内容が伝わりやすい邦楽、洋楽は歌詞は伝わりにくいですが、ドラマチックで感動的に盛り上がるタイプの曲が多いことが特徴。そして歌声が入らないインストゥルメンタルは、美しいメロディーがどのようなタイプのエンドロールや演出にも合うのです。
- 邦楽
- 洋楽
- 歌声が入らないインストゥルメンタル
邦楽
歌詞が分かる邦楽は、特に新郎新婦の心情やイメージが伝わるBGMを選ぶ必要があります。若いゲストが多い式なら、最新ブームに乗った流行の邦楽もおすすめ。しかし子どもからお年寄りまで幅広い年齢のゲストが参加する結婚式では、印象が薄れてしまう可能性が高いのです。邦楽は誰もが知っている、歌詞が分かりやすくシンプルな言葉を使った曲が盛りあがるでしょう。世代を選ばないBGMに使いやすい邦楽なら、いきものがかりの「ありがとう」。ゆったりとした優しいメロディーと、シンプルにパートナーへの感謝の気持ちを伝える歌詞は、2人の未来を明るく印象づけてくれます。
洋楽
結婚式に使われる洋楽は、メロディーが美しい映画音楽が多く使われます。ディズニー映画が多く、幅広い世代で認知されているので使いやすく、映画のイメージと新郎新婦のイメージを重ねて印象づけることもできます。曲調のバリエーションも幅広く、しっとりとしたバラード、困難に立ち向かっていくダイナミックなメリハリがある曲、可愛らしいメロディー、アップテンポな明るい曲など、歌詞を重視せずに、曲の雰囲気だけで選べるのが洋楽のメリットです。使いやすいのはディズニー映画の「魔法にかけられて」で使用された楽曲「The Rose」(Bette Midler)、幅広い世代に知られている穏やかな曲調から後半が盛りあがるメロディー、英語の歌詞もシンプルで人生の困難と美しさをイメージさせるのでエンドロールにぴったりです。
歌声が入らないインストゥルメンタル
歌声が入らないインストゥルメンタルも使いやすいBGM、美しいメロディーが心に残ります。幅広い世代でも認知度が高いのが久石譲さんの「人生のメリーゴーランド」、繊細なピアノとヴァイオリンの旋律、変化がある曲調なので、エンドロールはもちろん、どのようなシーンでも使いやすい名曲です。
大切なのは新郎新婦の人柄と、かけはなれない印象の曲を選ぶこと。邦楽が好きな2人なら邦楽、ディズニーアニメや映画が好きなら、それらをイメージさせる曲の中から、使いやすいタイプの曲を選ぶのがおすすめです。