PremiereProではソースモニターを使って動画編集で利用する素材のプレビュー確認が出来ます。動画編集では基本的な編集作業としてビデオクリップの中身を確認してトリミングを行いタイムラインに配置していくというカット編集を行っていく必要があります。このカット編集を行うときにはビデオクリップのプレビュー確認が欠かせませんが、プレビュー確認ではソースモニターが大活躍します。このページではPremiereProのソースモニターの使い方についてご紹介しています。
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PremiereProのソースモニター
PremiereProでプレビュー確認を行っていく時にはソースモニターというプレビュー専用のモニターを使ってプレビュー確認を行っていきます。まずはソースモニターの基本的な内容についてみていきましょう。
ソースモニターの全体像
ソースモニターのパネルではビデオクリップの再生や停止、フレーム単位での移動やインポイントやアウトポイントのマークなど、プレビューやトリミング編集に必要な操作を行うことが出来ます。様々なアイコンが表示されているので、最初は圧倒されてしまうかもしれませんが、プレビュー確認で確実に必要とするメニューアイコンだけを覚えればまずはプレビュー確認が出来ます。左と右側にモニターがありますが、標準レイアウトでは左側のモニターがソースを確認するためのプレビューモニターです。
再生と停止のメニュー
ソースモニタの下部に再生やマークの追加等の操作が出来るメニューバーが表示されています。これらのメニューバーの中からプレビュー確認でまず必要とするのは再生と停止のアイコンです。
ソースモニターでクリップをプレビューする
では実際にソースモニターを使ってPremiereProでビデオクリップの再生確認を行っていきましょう。
ソースモニターで素材を表示する
ソースモニターでプレビュー確認を行う為には、まずプロジェクトパネル上でプレビューしたい素材をダブルクリックします。右クリックから表示されるメニューを使って「ソースモニターで開く」を選択してもソースモニターへの表示が出来ます。
プレビューする
プロジェクトパネルで選択した動画クリップがソースモニターに映し出されて再生の確認が出来るようになります。再生や停止のボタンを使って再生することも出来ますし、現在の時間を示す再生ヘッドを左右にドラッグして全体をざっくりと確認することも出来ます。
ソースモニターだけではありませんが、PremiereProでは再生や停止の確認を何回も行いますので[スペースキー]を押して再生や停止を行う方法も覚えておくと便利です。キーボードの[スペースキー](長い横棒のキー)で再生と停止をコントロールすることも出来ます。確実によく使うショートカットなので覚えておくと良いでしょう。
表示サイズの設定
画面の表示サイズは「全体表示」となっているズームレベルメニューボタンから行います。表示サイズを拡大して再部を確認することもできますし、逆に縮小して全体が見えるサイズに調整することも出来ます。
画質の変更
再生確認時のプレビューをサクサクと軽くするためにできる一つの手軽な方法が、再生時の画質を落とすという方法です。「フル画質」となっている再生時解像度のメニューから1/2や1/4等を選択して解像度を下げるとプレビュー確認できる長さや速さが変わってきます。4KやFullHDの解像度の動画クリップはハードディスクから読み込むだけでも膨大なデータ量になることがしばしばなので、プロキシを使ったり解像度を下げるなどして対応する必要があります。
編集が重たくて作業に支障があるようであれば、解像度を大幅に下げるようにしてみると早くなる可能性があります。
PremireProのプレビュー確認はソースモニターで行う
PremiereProで動画編集を行う際のプレビュー確認は基本的にこのページで紹介したソースモニターを使って行っていきます。動画編集において最も地味で時間がかかる部分がプレビュー確認とトリミングやカットの編集です。難しい編集操作ではないのですが、ムービークリップが大量にある場合にはプレビュー確認と使えるシーンの抽出だけでも数時間かかることもしばしばです。
クリップ全体を確認したら、台本やシナリオに基づいて効率よくプレビュー確認を行いながら本編の編集を行っていくと良いでしょう。PremiereProのソースモニターによるプレビュー確認では様々なショートカットも利用できるので、自分の編集作業で便利なショートカットはどんどん覚えていくと良いでしょう。
タイムライン用のモニターとソース用のモニターを2つ使いながら動画編集できるPremiereProはカットやトリミング編集が確実にやりやすい部類のソフトなので、色々な機能を覚えて素早くて確実なカット編集が出来るようになっていきましょう。