PremiereProに限らず動画編集ソフトで動画編集を行っていると何らかのエラーやトラブルでパソコンがフリーズしたり止まってしまうことは決して珍しい事ではありません。動画編集時にはパソコンにとても大きな負荷がかかるので、日ごろのウェブブラウジングなどの簡単な作業では全く問題にならないパソコンであっても、動画編集をした時にフリーズしてしまうことも実際しばしば起こります。PrmeiereProではプロジェクトを自動的に保存しておくことで、突然のエラーで止まってしまったとしても編集プロジェクトを保護することが出来ます。このページでは動画編集時には欠かすことが出来ない、自動保存の機能と設定方法についてご紹介しています。
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PremiereProの自動保存
動画編集をしていて、突然パソコンがフリーズしてしまって動画編集プロジェクトを保存していない状態なのに消えてしまったという経験をされたことがある方も少なくないはずです。自動保存の設定をし忘れていて、数時間分の編集作業が全て消し飛んだという経験をされた方も多いのではないでしょうか?急ぎの仕事などでは特に大変な問題です。
PremiereProでは突然のフリーズやエラー時にもプロジェクトを消失しないように、定期的に編集プロジェクトデータを自動保存しておく機能があります。自動保存の機能をしっかりと活用して、突然のエラーでも編集プロジェクトが消し飛ばないように設定しておきましょう。
環境設定から自動保存を設定する
PremiereProでプロジェクトの自動保存は実は元々デフォルトで設定されています。元々自動保存されているのでひとまず安心ですが、自動保存の場所や時間の間隔などデフォルトの設定を変更することが出来ます。
自動保存の設定を確認したり変更するには「編集>環境設定>自動保存」メニューを選択します。環境設定ダイアログが立ち上がり、ここから自動保存の設定を変更できるようになります。
保存間隔を変更する
環境設定ダイアログからは自動保存する時間の間隔と保存するプロジェクトファイルの最大数を指定することが出来ます。まずは保存する時間の間隔を設定しておきましょう。保存時には一時的にPremiereProの動きが止まるので、1分とかあまり短すぎると編集作業に少し支障が出てきます。概ね10分から20分程度の範囲に収めているユーザーが多いようです。自分の編集作業の細かさや複雑さに合わせて時間を調整しておくと良いでしょう。
保存するファイルの最大するを設定する
プロジェクトバージョンの最大数の項目から数を指定しておくことが出来ます。保存するプロジェクトの数を直近のファイルから数えて何個まで保存しておくのかを指定できます。保存間隔が20分の場合1時間で3つです。一日8時間PremiereProでの編集作業をして全てを自動保存しておきたいのであれば、最大数を24としておくと8時間分の作業を20分間隔で全て保存しておくことが出来ます。
自分の編集作業の時間や複雑さを考えて設定しておくと良いでしょう。古いバージョンのファイルは自動的に消去されていきます。
自動保存する場所の指定
プロジェクトファイルの自動保存の場所は「ファイル>プロジェクト設定」メニューから行います。プロジェクト設定ダイアログ内にある「スクラッチディスク」タブに切り替えると、「プロジェクトの自動保存」の項目があります。ここからプロジェクトを自動保存しておく場所を指定しておくことが出来ます。デフォルトではプロジェクトファイルと同じ場所に保存される設定になっています。
PremiereProの自動保存設定で編集作業をしっかり守る
動画編集の経験が長ければ長いほど、思わぬフリーズやエラーで突然動画編集プロジェクト全体が消えてしまったという経験をされた経験は多いかもしれません。AfterEffecsでもPremiereProでも止まるときはやはり止まります。AviUtlではさらに不安定でフリーズの頻度が多くなります。
動画編集では数時間とか数十時間の作業を積み上げていく事が多いので、途中で編集プロジェクトが消えてしまうというのは本当に大きなダメージです。特に急ぎの編集プロジェクトを抱えているときには、フリーズやエラーは致命的な問題になりかねません。
自動保存であっても20分分の作業を戻ってまたやらなければいけないとなった時にはダメージは大きいのは確かですが、自動保存していなかった状況と比較すれば確実はダメージは少なくて済みます。プロジェクトの自動保存設定をしっかりと行っておき、突然のエラーでも対応が出来るようにしておきましょう。