ムービーメーカーで動画編集を行っておられる方の多くがムービーメーカーでの編集時に何らかのエラーに遭遇しておられます。ムービーメーカーでの編集中に起きうるエラーには様々な種類があるため、一概にすべてのエラーに対応できる方法はありません。しかしそれぞれのエラーに何らかの原因があり、それに対応する対処法もまた存在します。このページではムービーメーカーでよくあるエラーとそれに対処する方法についてリストアップしてご紹介しています。
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ムービーメーカーでよくあるエラーと対処法
ムービーメーカーで動画編集を行っているとしばしば何らかのエラーに遭遇します。動画を保存して最後に書き出すときにエラーのメッセージが表示された動画を保存できないとか、エラーメッセージが表示されてしまってプロジェクトから写真が消えてしまっているといったエラーはムービーメーカーで動画編集しておられるかたはよく遭遇するエラーの1つです。ムービーメーカーでよくあるエラーを見ていきましょう。
ファイルが不足しているエラー
「ファイル”〇〇”が不足しています。不足しているファイルを探すかアイテムをプロジェクトから削除します」
こういったメッセージが表示される原因は、ファイルの名前を変更したりフォルダ名を変えたりさらには場所を変更したり消してしまった事が原因です。編集で利用している写真や動画の場所や名前を後から変更してしまうとムービーメーカーがどこにファイルがあるのか分からなくなり、ファイル参照エラーが発生します。
ムービーメーカーに限らず、動画編集ソフトのように写真や動画ファイル、BGMファイルなどをたくさん組み合わて利用するソフトでは、それぞれのファイルが丸ごと動画編集ソフトの中に取り込まれているわけではありません。あくまでもパソコンの中にあるファイルを読み込んでいるだけで、読み込み時にはファイルがどこにあるのかを示すパスを使ってファイルを参照しています。
- 利用していた写真や動画を別の場所に移動した(自分で整理した)
- 利用していた素材やフォルダの名前を変更した
ファイル参照エラー時の対応
参照エラーとなった素材をクリックすると表示される「検索」をクリックし、プロジェクトで利用していた素材を探して指定します。名前やフォルダ名が変更されたり場所が変わったことによってムービーメーカーがファイルの場所を参照できなくなっている状態なので、ファイルの正しい場所をもう一度全て教えてあげる必要があります。
編集に利用するプロジェクトの場所や名前を一切変更しないというのは、ムービーメーカーに限らずファイルを参照する多くの動画編集ソフトでは基本です。iMovieやパワーポイントなどではプロジェクトファイル内にすべての素材もまとめて含めて保管されますが、そちらの方が例外的でむしろ珍しい部類になります。名前や場所を変更しないという事を徹底しているとこのエラーは起きなくなります。
ムービーの保存時によくあるエラー
動画の保存や書き出し時に止まってしまったり完全にフリーズしてしまう、といったときにはパソコンの物理的なメモリ不足か、32bitアプリケーションが扱うことのできるメモリ容量を超えてしまった可能性があります。他にもCPUの干渉などが原因となって保存時にエラーとなってしまっているケースもあるようです。
この場合には「ムービーメーカープロジェクトに不足しているファイルまたは使用できないファイルが含まれているためムービーを保存できません。「オプション」でファイルの準備が有効になっていることを確認するか,該当するファイルを削除してからもう一度やり直してください。エラー:0x87260103」などのメッセージが表示されることがあります。
もしくはムービーの保存中に特定の時間でフリーズするエラーの状態もしばしばあります。
保存時のエラーの対処
長編の動画をムービーメーカーで作成しておられた場合には、プロジェクト自体を短くして軽量化する必要があります。さらには単純にパソコンを再起動したりムービーメーカーを一度閉じて戻すだけでも元に戻る事もあるようです。1時間とか2時間といった特別すごく長い長編ではないという方は単純に再起動するだけでも元に戻る可能性があります。
- 長編にこだわる場合には10-15分程度の複数の編集プロジェクトに分割して出力する
- メモリが1ギガ程度しかないといった旧式のパソコンの場合メモリを増やすと効果がある(4ギガ以下の方は効果あり)
- 単純にムービーメーカーやパソコンを再起動することで回復したという事例もあるようです
ムービーメーカーでよくあるエラーも対処が出来る
ムービーメーカーでよく起こるエラーとしてファイルの参照エラーと、ムービーの保存時にフリーズやエラーメッセージが出て保存が出来ないといった問題があります。これらのエラー症状はムービーメーカー固有のものではなく、動画編集ソフトを使って動画編集を行っていくと大抵どのような動画編集ソフトでも遭遇する問題です。
編集で利用している写真や動画やBGMファイルといった参照する必要があるデータは、編集プロジェクトの最初から最後まで同じフォルダに同じファイル名で保存していることが望ましいです。初心者の方ほどこの参照ファイルの場所を変更してしまうケースは多いかもしれません。でも編集で使った写真や動画を別のフォルダに移して整理したくなる気持ちはとてもよく分かります。
動画編集ソフトの内部でフォルダを生成してファイルを整理できる機能が搭載されているものもありますし、さらには編集で利用している参照ファイルを全てコピーして一括して一つのフォルダに格納してくれる動画編集ソフトもあります。
ムービーメーカーで出来ることには限界があるため、ファイルの参照エラーやメモリ不足による不安定なエラーといった問題はどうしても起こりやすいかもしれません。引き続き長く動画編集を行っていかれる予定であれば、他の動画編集ソフトの利用も含めて検討されると良いかと思います。